ダイビングのBCDとは浮力調整装置(Buoyancy Control Device)のことです。
どういう役割をしているのか確認していこうと思います。
BCDには空気袋、体に装着するためのハーネス、空気を送り込むための給気弁、空気を排出する排気弁が付いています。
浮力の調整
水中で中性浮力をとる際に使用します。
給気ボタンと、排気ボタンが付いたインフレーターを用いて調整します。
吸気の際はBCD内に空気がいきわたるのに数秒かかり、浮くまでに時間がかかるので少しづつ給気ボタンを押さないと空気を入れすぎてしまい急浮上してしまう場合があるので注意が必要です。
浮き気味になった場合はインフレーターの排気ボタンで排気していきます。
腰と肩口にも排気バルブがあるのでインフレーターから空気が抜けきれない場合に使う必要があります。
浮力確保
水面で浮き輪代わりとして使うことができます。
水面での休息、水面の移動、非常時の救命胴衣に使います。
空気がない場合には口から空気を吹き入れて膨らませることもできます。
エントリー時に空気を入れておくことがお勧めです。
タンクの固定
BCDにタンクを固定する役割です。
タンクを固定するベルトには大きく分けてDリンク+バックル型とプラスチックバックルの2種類があります。
Dリンク+バックル型は最初にベルトの長さを調整してからバックルを締めるタイプで締めやすい分長さ調整が難しいです。
プラスチックバックルは多くのBCDに使われています。
長さ調整は簡単ですが、ベルトをバックルに通すのが慣れるまで複雑で難しいです。
まとめ
BCDは水中での中性浮力の確保から水面での救命胴衣としての使用とダイビングに重要な装置の一つです。
正しく使う方法を覚えるのが重要だと思います。
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